カットバック

コーヒーの収穫量は、年を重ねると落ちるため、樹をひざのあたりの高さでカットし、
側枝を伸ばして生育させる方法です。
樹を植え替えるよりは、早く収穫できるまでに生長するため、農園などでは計画的にカットバックし、
収穫量を管理しています。

カッピング

ワインを選ぶ上でのテイスティングのように コーヒーの甘味や酸味、苦味、あとに続く余韻などといった味や香り、 品質の良し悪しを客観的に、総合的に判断することです。
カッピングはコーヒーの産地や生産国で実際に行われており、 コーヒーの持ち味が一番ダイレクトに伝わる方法です。
産地でコーヒー生豆の買い付けをする際にもカッピングをし、購入の判断をします。

カップ・オブ・エクセレンス(COE)

1999年にブラジルで初めて催されたスペシャルティコーヒーの品評会です。
国内および国際審査員による厳正な審査によって、「最高の中の最高のコーヒー」が選ばれ、
公開の国際インタネット・オークションを通じて、世界中に販売されます。

カフェイン

コーヒー豆、茶葉、カカオ豆などに含まれるアルカロイド(窒素を含む塩基性化合物)です。
ニコチン、モルヒネなどと同様、興奮、強心、利尿作用があります。
アラビカ種には約1%、ロブスタ種には約2%、インスタントコーヒーには約3~6%含まれています。

カフェポッド

主に1杯分のコーヒーを、最適な挽き具合でフィルターペーパーに詰め、整形・個別包装したものが、カフェポッドです。
カフェポッドの使用には、カフェポッドに対応したマシンや器具が必要ですが、このカフェポッドの規格が共通なことから、
さまざまなメーカーのマシンや器具で使用することができます。
共通規格のカフェポッドですが、レギュラーコーヒー用と、エスプレッソ用に大きく分けて2つの規格が存在し、それぞれが共通のサイズとなっています。
レギュラーコーヒーマシン用は、コーヒー部分の直径が約60mmのタイプで、簡単にレギュラーコーヒーを抽出することができ、エスプレッソマシン用は、コーヒー部分の直径が約44mmとなっており、同様に対応したエスプレッソマシンで、誰でも、簡単にエスプレッソを抽出することが可能になっています。
エスプレッソマシン用は、エスプレッソ・ポッドともいいます。

カフェ・ラッテ

コーヒーと牛乳、特にエスプレッソと牛乳を混ぜたイタリア発祥の飲み物です。
アメリカでは、エスプレッソとスチームミルクを用いるのが一般的で、カフェラテとも呼ばれます。

カプチーノ

イタリアで好まれているコーヒーの飲み方の1つで、陶器のコーヒーカップに注いだエスプレッソに、クリーム状に泡立てた牛乳を加えたものをいいます。
好みによってチョコレートパウダーで風味付けすることもあります。

クエーカー

焙煎後、全体の豆の中で色づきが悪い豆を指します。死に豆とも呼ばれています。
未熟豆を精製した結果であり、その混入を判断できます。

グラインダー

焙煎されたコーヒー豆を粉砕するための器具で、主に業務用を指します。一般家庭用は、コーヒーミルと呼びます。

クレマ

エスプレッソの抽出後、カップに浮かぶ3mm程度の泡状のもので、ムースともいいます。
コーヒーの成分である油脂と湯が乳化したようなコロイド状の泡で、クレマがきちんとできることが、
よいエスプレッソの抽出の証となります。